April 26, 2004

2004春学期「公共政策論−2(−現代社会起業論−)」

004年度
B0402-002 ○公共政策論−2(−現代社会起業論−)     今里 滋

<概要>
わが国でもボランティアやNPOなどの市民公益活動が盛んになるにつれ,市民自身が公益性の強い事業を創始する例が増えている。政府の財政危機が深刻化し,新たな社会問題が頻発するにつれ,自ら公益を担おうとする市民や市民セクターに対する期待も高まっている。本講義では,わが国ではコミュニティ・ビジネスや社会起業と呼ばれるこれらの活動の持つ可能性や問題点について具体的事例に即しながら考究する。授業は次のような内容と順序で進める予定ではあるが,事情によって変更もあり得ることをあらかじめご了承願いたい。

<授業計画>
第1回 導入—体験的社会起業論
第2回 〈国家 VS. 社会〉関係の変容
第3回 市民社会と市民セクターの台頭
第4回 英国の Social Compact と米国型 Empowerment 論
第5回 NPOによる公益事業の展開—英国
第6回 NPOによる公益事業の展開—米国(1)
第7回 NPOによる公益事業の展開—米国(2)
第8回 市民公益事業としての生協運動
第9回 霞ヶ浦再生—アサザ・プロジェクト
第10回 市民風力発電—北海道グリーンファンド
第11回 母親ネットワークによる子育て支援—(株)フラウ
第12回 グリーンツーリズムと農山村再生
第13回 まとめ

<成績評価>
平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)30%
出席を重視する。
期末筆記試験 70% 試験は,「一切持込なし」で行う。

特記事項
欠席が3分の1を超えた学生は,期末試験の受験資格を失うものとする。

<テキスト>
特に指定しない。

<参考文献>
財団法人東北産業活性化センター編 『コミュニティ・ビジネスの実践』 (日本地域社会研究所、2000年)
佐藤 誠 『グリーンホリデーの時代』 (岩波書店、2002年)
高寄昇三 『コミュニティ・ビジネスと自治体活性化』 (学陽書房、2002年)
ロバート.D.パットナム,河田潤一訳 『哲学する民主主義−伝統と改革の市民的講造−』 (NTT出版、2001年)
細内信孝 『コミュニティ・ビジネス』 (中央大学出版部、1999年)
細内信孝編著 『地域を元気にするコミュニティ・ビジネス』 (ぎょうせい、2001年)
北海道グリーンファンド監修 『グリーン電力−市民発の自然エネルギー政策−』 (コモンズ、1999年)
鷲谷いずみ・飯島 博編 『よみがえれアサザ咲く水辺−霞ヶ浦からの挑戦−』 (文一総合出版、1999年)

投稿者 Nishimura : April 26, 2004 05:32 PM