February 03, 2005

The Third Way ♯2

レポートも大方が終わり、少しホッとしています♪
遅くなってしまいましたが、1月26日の読書研究会の要旨、私見の方をまとめてみましたので
アップさせてもらいます。

Socialism and After (p1〜p3)
社会主義の価値観、理念のうちのいくつかは、良い生活を送る際の
欠かせない要素となっているために、社会主義、共産主義も今となっては
過去の遺物であるが、その全てを否定することはできない。
私達には、これらの価値観の大切さを再認識することが求められている。

現在起こっている社会問題を解決するためには、偏った考えを持たずに
理念に基づいて行動しなければならない。しかし、その理念が到底実現できそうに
ないものならば意味がないので、理想的社会実現へのプロセスについてもきちんと
考えなければならない。そのことに向けて政策を提案することがこの本の目的である。

Old-style social democracy (p8〜p11)
旧社会民主主義者は、人々の日常生活に対して政府が介入するのは、当然であり
それが政府の役目であると考えていた。
そのため旧社会民主主義者は、ボランティア組織が行なうサービスは欠点が多いと
捉え、疑いを持っていた。
1970年代後半の挫折までは、社会民主主義者は一直線に近代化に向けて発展していくモデルを追求し、そのモデルの頂点に福祉国家をおいた。

また旧社会民主主義者にとって、環境問題に取り組むことは難しかった。
その上、社会民主主義者は国際主義的であったが、グローバルな視点は
持ち合わせていなかった。

◇私見
最初読んだ時に、「社会主義、共産主義という名の妖怪がヨーロッパを徘徊している」という一節が一体どういう意味なのかということが分かりませんでしたが、先生の「実体はないが、力は持っている」というお話を聞いて、マルクスが意図した理由とは異なってはいますが、上手く捉えた分かりやすい表現だなと思いました。
社会主義、共産主義の考えが衰退した現在でも、その価値観が良き生活の要素として残っていることは確かに妖怪な感じがします。
社会主義、共産主義の中で育ってきていないので、その価値観がどのように社会、経済発展に関わっているのかがまだよく掴めていませんが、これから「第三の道」を読み進めて勉強していきたいと思います。

また恥ずかしながら、学部時代にこのような分野については1年の時に概論レベルでサラッとしか勉強したことがなく、勉強不足のため「第三の道」を読んでいてもよく分からない単語や背景が掴みにくいところがあるので、先生にご紹介して頂いた本をこれから読んで色々と吸収していきたいと思います。
また他にも何かお勧めの本をご存知でしたらぜひ教えて頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。

投稿者 Kubo : February 3, 2005 12:20 AM
コメント

わぁ、お疲れさまです。すごく丁寧なサマリーで遅刻してた自分もスッキリできました♪

P9中ほど

ボランティア組織(voluntary associations)と国家(state)のsocial servicesに対する言及がありますが、ここではsocial serviceを「国家によるものが公共のサービス」としてしまう日本型の転倒は最初から排除されているのですね。ともすれば前提にさえしかねない部分ですがきちんと理解を促されているように思えます。

また、ここでのstateの捉え方が気になります。ボランティアがassociationである一方、国家はなんらかの規定(たとえば憲法とか)に基づくものでしょうし、観念連合のままで話を進めるわけにはいかないでしょうし…。

まぁOld socialisitsには国家は自明のものだったのでしょうかね。14日までには勉強しておこうっと。あ゛うち最初担当

Posted by: kitafee : February 4, 2005 05:30 PM
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