March 19, 2005

The Third Way #3

現在、今里ゼミでは、Anthony Gidens の 『The Third Way』の読書会を行なっていますが、数年前、Gidens についてまとめたものを紹介させていただきます。

Anthony Gidens(1938〜   )
A.Gidensは、今日の社会を資本主義がより深まったハイモダンの時代と捉えて、ミクロとマクロの統合を図っている、現代イギリスを代表する社会学者でケンブリッジ大学教授。
ギデンズは、古典的な社会理論と現代思想の批判的検討を通して、個人と社会の関係は相互に基礎づけ合うとする「構造化理論」の体系化をはかると同時に、史的唯物論の再吟味を行い、独自の理論構築を試みている。「モダニティ」、「脱埋め込みメカニズム」「純粋な関係」などの概念を打ち立てた。
著書に、『先進諸国の階級構造』(1973)、『社会の構成』(1984)、『社会理論と現代社会学』(1987)などがある。

「純粋な関係」pure relational
 ギデンズによって用いられた概念用語で、経済条件や親族間の関係といった外的基準によらず、関係維持そのものから充足を得る再帰省の高い関係をいい、次の特徴を持つ。

1.経済的な条件や親族間の関係などといった外的基準に依存しないこと。
2.関係そのものから充足をもつことが重要であること。
3.関係は固定したものではなく開かれており、そのあり方は常に問い直されていること。
4.その関係にどれだけコミットメントを持つかが、その維持にとって重要であること。
5.プライバシーの保持にもとづく親密性をもつこと。
6.相互信頼(トラスト)を前提にすること。
7.相互の自己アイデンティティの交渉にもとづく歴史をもつこと。

 私自身は、ギデンズの pure relational を指標にして友人との関係を培ってきたつもりですが、今後もこれを大事にしていきたいと思っています。

投稿者 Honda : March 19, 2005 01:05 AM
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