October 13, 2005

町家公共空間の新名称「桃花潭 江湖亭」に決定!

メーリングリストで町家公共空間の新名称へのご意見+投票を行っておりました。
ありがとうございました。
正式名称を「桃花潭 江湖亭」(とうかたん こうこてい)とし、通称は「江湖亭」ということに決定したいと思います。
書面での案内文などには「桃花潭 江湖亭」と正式名称を表記し、通常私たちが口頭で呼ぶ名前としては「こうこてい」ということでいきたいと思います。

あらためて、以下に由来を引用しておきます。

この名の謂われは、李白の『贈汪倫』という詩の中に出てくる「桃花潭」と。
いう美しい淵の名前です。

『贈汪倫』

李白乗舟将欲行    李白 舟に乗りて 将(まさ)に行かんと欲す
忽聞岸上踏歌聲    忽ち聞く岸上の踏歌の声
桃花潭水深千尺    桃花潭の水は深さ千尺
不及汪倫送我情    及ばず汪倫が我を送る情(こころ)に

この有名な詩を贈られた汪倫も、酒つくりであったという。詩の作られた場所は、今
の安徽(あんき)省の?(けい)県のそば。わざわざそこまで汪倫の酒を味わいに出
掛けた李白は、何日かの滞在ののち、舟にのって出発しようとした。このへんの旅行
は、すべて舟である。そのときふと聞こえてきた岸の上の歌ごえ。見れば汪倫が、村
人たちと手をつなぎあい、足ぶみして調子をとりながら、歌をうたって、自分を見
送ってくれるのであった。

舟は、桃花潭という美しい名をもった淵の上を、するするとすべってゆく。ふかいふ
かい淵の水、しかしその深さも、汪倫の素朴な、あたたかい心の深さには、及ばな
い。

という意味だそうです。(本多さんより)

東島誠 『公共圏の歴史的創造』(東京大学出版会、2004年)を読んでいた
ら、「明治期における江湖の浮上」という節に、「江湖」とは、「読書し、論議
する公衆が形成する言説の空間」であり、そこに「開かれた公共性のポテンシャ
ル」があるとの指摘がありました。その意味では、「江湖」こそ、われわれが目
指す公共空間の理念ではないか、と思いまして、「江湖亭」(こうこてい)はい
かがかと提案させていただきます。
(今里先生より)

投稿者 Nishimura : October 13, 2005 01:36 PM
コメント

名称決定おめでとうございます。

「こうこてい」ですね。舌に慣れさせねば。

そういえば桃花潭の詩を詠んだ詩仙・李白は

「酒仙」でもありましたね。なんともピッタシ。

Posted by: kitafee : October 14, 2005 12:07 AM
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