May 05, 2007

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークもあと少しで終わりですね。
みなさん、いかがお過ごしですか?

4月30日には、江湖館のある玉植町で
ソフトボール大会があり、
大変盛り上がったようです!

どうぞ残りの休日も楽しいものとなりますように♪

投稿者 Kubo : 11:27 AM | コメント (0)

March 04, 2007

ボストンです。

今里滋教授、今里ゼミ関係者の皆様、米島です。


 教授のご好意で、ハーバード大学ビジネス・スクールで行われる社会事業大会に参加させていただくことになりました。
(参照 http://www.socialenterpriseclub.com/conference)
 アメリカ東海岸時間 3月4日 開催予定ですが、すでに、現地に入らせていただいています。

 大会の様子は、後日、upさせていただきますが、まずは皆様にご報告までに。


 写真等も撮る予定ですが、パソコンとの接続ラインを持ってき忘れましたので、こちらのほうは帰国後に投稿させていただきます。


 さて、ハーバード大学のcoopの本屋に行ってみると、Enterprise, Enterprenuershipというコーナーがあるのに驚きました。
 やはり、ビジネス中心でしたが、Social ... と題した本も見受けられました。
 さすが、ビジネス・スクールにコースがあるだけあって、本の種類も多彩ですね。


 それでは、大会後にまた報告させていただきます。

投稿者 : 07:53 AM | コメント (1)

January 13, 2007

お疲れ様でした。

12日は修士論文の締め切りでしたね。
提出されたみなさま、お疲れ様でした。

NEC_0101.jpg


私は、12日夜に提出することができました。
いざ提出しようとしたら、表紙や背表紙に載せる学籍番号に
なぜか学部時代のものを書いてしまうという
珍事を起こしてしまいました(笑)

次は2月10、11日の公聴会が山場ですね!

投稿者 Kubo : 12:55 AM | コメント (0)

September 04, 2006

小国町へ

熊本では、今里先生が講義の中でもご紹介されていた
まちづくりが盛んな小国町へも行ってきました。

小国町は世界的な医学者、北里柴三郎の生誕の地でもあり、
「ツーリズム」をキーワードに多岐に渡ってまちづくりを
行っています。

◇九州ツーリズム大学◇
農山村で地域に合ったツーリズムを実践していく担い手や
コーディネートできるひとづくりを目的とした大学です。
小国町内のほかにも、湯布院や安心院など、九州の
グリーンツーリズムの現場を実際に体験でき、小国から半径100キロ以内は
大学のキャンパスとして考えています。
大学の授業は、9月から翌3月まで。2泊3日で月1回のペースで行なわれています。
卒業生たちは、それぞれの思いを持って、農家レストラン・農家民泊などを
ビジネスとして起業したり、自分探しを重ねたり、Uターン、農村移住をしたりと
全国に小国のまちづくりの魂が広がっていっています。

◇タウンツーリズム◇
農村だけでなく、小国の街中も色々な活動を行なっています。
その1つが、農家だけでなく、商家にもいいものがあるのではということから
始まった、商家民泊。
時計屋さんをしておられる北里夫妻が、憩いの場所として
喫茶スペースを作り、また店の裏手にある築100年の蔵を改造して、
宿泊できる会員制の商家民泊を始められました。
学生も宿泊に来ているみたいで、ほっこりできる場所となっています。
そこでの人とのふれ合いも魅力となっています。
minnpaku3.jpg

◇ワーキングホリデー◇
都市の住民が農作業を手伝い、農村で休暇を過ごすシステムです。
日帰りや週末ごとに通っていたりと、関わり方は人それぞれ。
始まったばっかりで今後も気になる活動の1つです。

--------
他にも実にユニークな活動を行なっておられました。
自分の住んでいる地域に愛着を持ち、それを
実践に移しておられる方にたくさんお会いし、良い勉強になりました。
小国は若者のUターンも多いそうです。

もし熊本に訪れることがありましたら、ぜひ小国町へも
足をお運び下さい!
おすすめです。

投稿者 Kubo : 11:38 PM

August 30, 2006

インターンシップ

残暑お見舞い申し上げます。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

私は、8月中旬に生まれ故郷でもある熊本県へ帰省していました。
そのうち5日間は、熊本県氷川町(旧宮原町)のまちづくりインターンシップに
参加してきました。
氷川町は、地域の方と協働をはかりながら、まちづくりを行っている地域で、
夏になると全国各地の大学生がインターンシップとしてまちづくりを学びに
きます。

今回のインターンシップのメインは、立神地区の里山保全です。
2日間の作業を予定していたのですが、初日の天候は、台風の影響もあり雨。
ただ「あいにくの雨」と考えるのではなく、「雨だからこそ」発見できる
よさを感じようということで、雨ネイチャーゲームをしました。
雨ネイチャーゲームは、雨だからこそ発見できるものを
短歌・俳句にしたためました。
その色紙をグループで交換し、歌を詠んだ人とは別の人がその歌から
イメージするイラストを描きました。
ずらりと傑作ぞろい!
2006年08月19日_DSCN0162.jpg

その後は、里山や竹の高度利用に関する講演を伺いました。

夜には、立神地区の方と交流会を行いました。
地区の方が美味しそうな手料理をご馳走してくださいました。
2006年08月19日_DSCN0168.jpg

中には、珍しい鹿刺しも!
2006年08月19日_DSCN0171.jpg

2日目は、旧道や河川近くの生い茂る竹の伐採を行い、その竹をチップにしました。
お昼は竹で作った箸や器で、流しそうめんも。
(カメラの調子が悪く、残念ながら写真が撮影できませんでした。)

インターンシップは濃密なものとなりました。
目的意識の高い他大学の学生の方と一緒に過ごすことができ、
改めてよい刺激を受けました。
また、実際に里山に足を踏みいれ、地域の方の思いに触れることで、
もっと里山の自然について考えることの大切さを学んだように思います。

June 23, 2006

残念日本・ワールドカップ

玉田氏が先制点を入れたときはひょっとしたら、と思ったのですが、
やっぱり実力の差はいかんともしがたかったみたいですね。
なんにせよジーコ監督、ありがとうございました。

あとは韓国チームを応援しましょう。

投稿者 : 06:02 PM | コメント (3)

June 05, 2006

伝説の神戸牛

こっちに来てよく言われることの一つが「koubegyu」です。
松阪牛でも但馬牛でもなくkoubegyu。日本と言えばkoubegyu。

賞賛と偏見がない交ぜになった言葉で
「毎日マッサージして育てる」「飲み水の代わりにビールをやる」「100g1万円」etc.

…偏見の方が幾分以上に多い様です。悲しいかな。
sushiだって「料理の仕方を知らない野蛮人」というニュアンスを含みかねませんし

イタリア人の持つ一種絶対的な『料理の正当性(cibus noster)』みたいなものが
スローフード運動にも深く根ざしているのだなあとひしひしと感じる今日この頃。

何かと言えば、「ウンチクのための料理」であり、「権威ある正しいやりかた」なのです。
正しさ。イタリア語ではgiusto。先にペトリーニ氏の出した本は『Buono Purito e Giusto』でしたが

この正しさとはいったい何か、という問いを立てたとき、我々の脳裏に浮かぶニュアンスと
彼らの思い当たるニュアンスのあいだには、少なからずの隔たりがあるように思えます。

それが良いものなのか、悪いものなのか、まだちょっと分かりませんが。

投稿者 : 01:20 AM | コメント (0)

April 23, 2006

ノーリッジより10

 今更ながら、こちらの大学の修士課程の紹介でもさせていただきます。
 行きたいなと思っている方は参考にしてください。
 イギリスの修士課程はほとんどが「1年」です。

 詳しくは追記へ

出願: 志望理由のEssay、推薦状2通、英語能力のスコア(IELTSが好まれます)、銀行残高証明書

     これが基本で、例えばOxfordだとGPA平均3.5以上などが加わります。
     IELTSはOverall 6.5 (Writing6.0以上)が最低条件です。
      (これは専攻によって変わります。ロンドン大学教育研究所は7.0でした)

     これらが全てそろって初めて選考に入れてもらえます。
     締め切りは3月末から6月末まで様々ですが、先着順なので遅くとも1月末までに出すのが吉。


Offer: 選考が終わったらお手紙が来ます。早ければ1,2週間、遅いと2,3ヶ月かかります。
     この間に、大学・学科によっては電話面接があったり。
     Offerが着たら、受け入れるかどうかの意思表示をします。


登録: ほとんどの大学では、internationalの生徒のオリエンテーションが学期の始まる前にあります。
     ここで、色々なシステムについて教えられます。
     例えば…
       Term制度の説明(うちの大学は2学期制ですが、Oxfordなどは4学期制)
       Essayの提出方法(専攻によっては3つコピーをだしたりします)
       Essayの採点方法(50点合格で、70点がdistinctionなど)
       In-sessional English Course(修士のための無料の英語コースがあります)


科目登録: うちの大学は2学期制で、修士は各学期3科目登録です。
        専攻によってはこれ+論文科目があります。
        9月末の授業直前に行われて、2週目まで変更可能です。


Course Outline: 最初の授業で渡されます。
     これには、各授業のテーマとReading listが書いてあります。
      だいたい10~20のArticle/bookが挙げられています。
      全部読むわけではありませんが、5,6本は目を通します(これ×3ですね)。

     採点方法についての規定も細かく書かれています。
      Essay 100%、Essay 80%/Presentation20%、Essay50%/CouseTest50%
      (上記のいずれかが多いですね。)

     Essayについても書かれています。
      まずテーマ。ほとんどが選択制ですが、自由設定もあります。
      自由設定の場合、1ヶ月くらい前にEssay Proposalの提出を行います。
      字数制限はほとんどが3000wordsですね(A4 10枚くらい)。
      提出期限も○月*日×時までにXX Officeと明記されています。
       制限・期限の違反は減点対象になるので要注意です。


授業: 1時間半~2時間のレクチャーとセミナーが組み合わされています。
     セミナーはだいたい隔週で行われます。

      レクチャーでは、先生方はものすごく早く話されます(レコーダー持ち込み可)。
      うちの専攻は、Nativeの先生だけではないのでAccentに慣れることも大変です。

      セミナーでは、Presentation/Discussionが基本になります。
      言ったもん勝ちです。恥ずかしがっていたら、一言も話せずに終わります。

      プレゼンでは、内容が重視なので多少の発音間違いはご愛嬌。
      グループの場合、3,4人で1時間から1時間半ってところですね。
      秋学期にしたのは3週間前から準備を始めて、2・30ほど文献にあたりました。
      理論・Frameworkの使い方を説明し、Case StudyでDiscussionのFacilitatorもしましたよ。
      …死にそうでしたが


Essay: さきほども書きましたが、提出日は決められています。
     Extensionという手もありますが、最初から点数は引かれてしまいます。
     採点項目には英語運用もあるので、手が抜けません。

     盗作に厳しいので、文章内で使用しているのに参考文献に入れられていないと65点未満です。
     完全に抜けている・または意図的としか判断できないという時は評価されないこともあります。
     「覚えているから」という言い分は通用しません。アジア系生徒がよく躓くところです。
     必ずそれらしき文献を書いておかないといけないのです(読んでいなくても)

     3000wordsのEssayを書くための参考文献の数は20~30が望ましいとされています。
      (これはうちの教授が言っていたことですが)
     確かにそれくらいの量をこなさないと書くことは大変でした。

     提出期限はほぼ同じ時期です。
     要するに、1ヶ月くらい前から準備を始めないと間に合いません。
     3000×3で、9000(A4 30枚程度)ですからね。
     これに参考文献・脚注・参考資料(統計など)をつけないといけません。
     だいたい、1本でA4 15枚になりますよ。

     50点未満だった場合、Reassessmentというのがあります。
     これ、お金を払ってしてもらわないといけません…(1万円くらいです)


試験: 専攻によって違いますが、基本はEssay Examです。
     持込一切不可。Non-nativeのみ辞書持込が認められます(当然、電子辞書禁止)
     基本は3時間です。延々、書き続けます。
     これも50点合格です。 落としたら7月に追試があります(1万円払ってね)。
     私の専攻では過去1人しか落としていません(でも去年の日本人…)。
    火曜日にあります。胃が痛い…


修士論文: タイトルだけ提出済です。 私の専攻は9月1日提出。
       しかしながら、担当教官が「孫とバカンス」との理由で8月26日からいません…
       つまり、それまでに終わらせろということです。超笑顔で言われました。
       そんな担当教官は来月半ばまでスーダンに行っていません。

       話がそれました。字数制限は8000wordsから12000wordsです。
       毎年、書けないのではなく、「12000以内に押さえられない」のだそうです。
       ギリギリまで大変なのだそうな(経験者談)。
       
       論文といえば、Researchする際に重要なのはEtnical Clearanceです。
       例えば、インタヴューに行くのなら必要です。
       これをもらっていないと論文を受け取ってもらえません。
       これは個人情報保護や人権侵害などを防ぐ目的で設置されています。
       各大学にある委員会にリサーチ計画書と細かい情報保護計画書を提出。
       1ヶ月の審査の後に、許可されればリサーチに行くことができます。
       再提出の場合は、次の委員会までに再考します。
       月に一回しかないので、遅れた瞬間に全てが崩れてしまいます…


こんな感じでしょうか。
 私の専攻の教授(2人)はとてもフレンドリー。
  毎週、ミーティングをして問題点などを聞いてくれます。
  個人的な悩みも聞いてくれるので、サポート体制は同学科内の他専攻より整っています。
  ミーティングの後はしょっちゅうパブに行ったりもします(飲みニケーションですね)。
  パーティーやディナーもやったりしていますよ。


質問があったらどうぞ~

投稿者 : 06:51 AM | コメント (0)

April 10, 2006

パルマに落ち着きました

澤井です。
スローフード大学での日々も動きだし、色々懸念はあるとは言え、なんとかかんとかやっています。
ともあれ、ひとまずパルマの街のご紹介を。

RIMG0601.jpg

パルマの目抜き通り、エミリア街道の日曜日です。塔はやっぱり傾いています。

RIMG0611.jpg

パルマは世に知られたチーズの名産地、美味しいパルミッジャーノ・レッジャーノ。
他の街より若干安く買えるみたいです。キロあたり10ユーロ前後。


RIMG0668.jpg

日暮れは日本より遅いような気がします。教会の鐘の音がいつも聞こえます。
モデナともボローニャとも違う屋根の姿。なかなか面白いものです。

次回は学校まわりのご紹介をする予定です。
A presto!

澤井昭宏

投稿者 admin : 07:12 PM | コメント (0)

March 21, 2006

ノーリッジより8

 長い間ごぶさたをしております。(一部の皆様を除き)


 明後日にCitizenship Educationのグループ・プレゼンを控え、ストラクチャーも落ち着いてきました。
 なんとか形になりました。
 ちなみに、メンバーはアイルランド人・イタリア人・インド人2人・オーストラリア人・日本人2人です。
 様々な形のCEがあって、なかなか楽しみながらやっています。
 特に、アイルランドのここ2,3年の試みが面白いのでぜひとも公式サイトをのぞいて見てください。

 実はエッセイをはじめないといけないのですが、プレゼン×2に時間をかけすぎてまだはじめていません…
 2つ分は資料を集めているのでいいのですが、全く手をつけていないのが1つ!
 4月末の試験の勉強も始めないといけないので、意外とてんやわんやのはずなのですがね。

 それでは、皆様よい春休暇をお過ごしください。

 追記に写真を載せています。

オックスフォードに行ったときの写真
 オックスフォード.jpg

ラドクリフ・カメラ(オックスフォード大学に所属していないと入ることができません。)
ラドクリフ・カメラ.jpg

DEVの友達のダンス(バングラディッシュ出身のダンスです)
バングラ・ダンス.jpg

インターナショナル・パーティーでの一枚(日本人ばかり…とインド人の友人)
友達.jpg

February 18, 2006

ノーリッジより7

 おひさしぶりのよねこです。

 M2の皆様、公聴会お疲れ様です。 今里教授も査読お疲れ様です。

 さて、私は現在授業に出席しつつも、修士論文のテーマ絞りに追われています。
 一部の方はご存知の通り、英国と日本の教育政策の比較分析が大きなテーマです。
 というわけで、いったん日本に帰るかもしれません。

 最近の様子は追記へ

 寮の部屋.jpg

 写真は私の寮の部屋です。入り口と右側の白い扉はユニットバスです(シャワーとトイレのみ)
 更に右側がクローゼット。左の引き出しは机についているやつです。
 上には日本食・下には洋服が入っています。

 寮の机.jpg

 机はもっと長いです(2mくらい)。 パソコン・プリンター・ハンドアウトをためるトレイをおいています。
 前には、ポストカードや時間割・セミナー予定表を張ってある。
 本棚がついていて、その上にはCD・DVDやらシェリーグラス(ヨークで購入)が。

 今学期の授業はレポート・プレゼンが多く、それぞれの授業のセミナー課題も複雑なものになってきました。
 現在は、CPS(Conflict, Peace and Security)のプレゼン(ペルー)についてのペーパーを書いています。
今日は、CPSの期末ペーパー概要の評価が帰ってきたのでこちらも書き進めないといけません。
こちらのテーマはネパールです(修論で書かないことになったのでこっちで書きます)。
 本棚1.jpg
 (思わず買ってしまった本たち+図書館の本。図書館にない本があるのでインドから取り寄せるか検討中。左4冊はブルデューですよ、キタフィ&本多さん!)


 CPSはある程度資料も集めて、読んでいるのですがやっかいな科目が1つ
 通称RSSAとよばれるResearch Skills for Social Analysisです。
 各授業でResearchのSkill, Ethics, Assumptionなどをやっていくのですが、やっかいな課題がでてしまいました。
 詳しく説明するとものすごく長くなるので、簡単に言うと
 「アフリカの地方において、農業生産についての分析を行う。このときに男性・女性・子どもの労働時間・貢献を図るためのリサーチ方法(quantitative approach)を提案する。」
 これに更に色々な条件がつけられています。リサーチに使うFormもつけて2500wordsといったところです。
 えーと、Short Exerciseではなかったのですか?勉強会も開いたりしながら格闘中です!

February 16, 2006

下宿決定

イタリアからこんなメールが来ました。

DSCF0050.JPG
イメージ図

Ciao Akihiro
sono Luigi e mi occupo della logistica per l'Università di Scienze Gastronomiche a Colorno.
Ti comunico che dividerai l'appartamento in borgo Santa Chiara a Parma con un altro studente (non fumatore).
A questo proposito ti chiederei cortesemente di portarti almeno un paio di lenzuola da letto singolo in quanto, lavorando in tempi stretti con gli altri studenti che escono, quelle dell'appartamento saranno in lavanderia.
Ti ringrazio per una cortese conferma.

Scusa per il disturbo.


意訳:
ルイージです。マリオの類似品です。
下宿が決まりましたのでお知らせします。パルマのサンタキアラ通りです。
でもシーツを洗うのが間に合わないだろうから最低一組持ってきてね。ごめんね。

投稿者 : 09:27 AM | コメント (6)

February 05, 2006

海外で携帯の愚痴

普段の連絡はメールでやるとして、非常時のために日本と直通の携帯が欲しいなあと思ってはいるのですが、海外(この場合欧州ですが)で使える日本の携帯というのは思ったより少ないようです。おまけにサービスのやる気がなさ過ぎるというか、そもそも想定さえしていないというか、面倒だからそんなこと言わんといてくれるかと主張せんがばかりな料金体系や何やらでもうウンザリします。実際のところAUはイタリアにおけるサービスなし、ドコモは機種が高価すぎ(あるいは動くか動かないかよくわからない変なカードを買え、月額3000円)、ボーダフォンは比較的に一番まともなサービスをしていますが会社的に一番相手にしたくないという具合。困ったものです。

投稿者 : 06:33 PM | コメント (7)

January 19, 2006

ノーリッジより6

 皆様いかがお過ごしでしょうか?
 こちらは相変わらず寒く、現在は朝の8時だというのに外は暗いです。
 日の出が未だに8時近いので仕方がないのですが、1コマ目から授業の日は憂鬱です。


 さて、春学期が今週(1月16日)に始まりました。4月の第1週までが春学期です。
 というわけで本田さん、3月にこられても私はレポートと資料に埋もれて死んでいます。
 先学期同様、提出日の2日前に終わらせるをモットーに書く予定ですが…
 何分、評価のチェック項目には英語運用能力や参考資料の内容・量の適切さも含まれているので。
 なによりも1秒でも遅れたら5点引き!恐ろしい。


 今日の夜に英国到着予定だった総政M2の某友人(想像してください)からメール
 飛行機に乗り遅れたと…えーーーーーーーー!!!と朝から叫んでしまいました。
 「行けへんわー」って!楽しみにしていたのにショックです。


 Extendは修士論文の話…つい先日 教授と話したのですが…
 なにかよい情報があったら提供よろしくお願いします!!!(切実です)


 近況報告終了。次回は寮や学校の写真を紹介いたします。


New Year2-2.jpg
日本人+南アフリカ人で満喫した年越しそばです。

 修士論文のネタについて教授と話してきたのですが…
 なぜか、日本の公立教育システムの変革(?)のPolicy Making Processについて書くことになりそうです。
 先生が担当しているPhDの生徒で明治期の日本の教育システムの構築について研究している人がいらっしゃるそうで。面白いらしいです。それに、日本人が分析した日本の教育についての英語での発表論文がすくないというのもポイントだそうです。


 本当は、ネパール(特に首都カトマンズ)におけるPrivateSectorの中等教育での役割について書きたいのですが、政情が不安定のために教授としてはやって欲しくないようです。
 先行研究がとても少ない・リサーチに時間がかかりすぎるというのも大きいのですが…


 もうひとつの懸案は、教授がブルデューの社会理論を使って欲しがっているということです。
 すでに担当の生徒でハーバマスとブルデューを理論の基礎として書いた人もいて。
 先生自身も、ジャーナルに発表したりしているそうです。
 ただ今、原書でLe Sens Pratiqueに挑戦中。


 3月まで余裕があるので、もう第2・第3の案を考えつつやっていこうと思います。
 先週は論文のネタが頭から離れず寝ることができなったのですが、とりあえず落ち着きました。

December 30, 2005

ノーリッジより6

 リバプールから帰ってきたので、写真をアップします。
 今回は、ビートルズ満喫の旅でした。
 ビートルズ・ストーリー、マジカル・ミステリー・ツアー、キャヴァーン・パブ
 もちろん、イギリス最大の英国国教会のリバプール大聖堂にも行ってきましたよ。

 マージー川に面した、通称Three Gracesの夜景です(アルバート・ドックより)。

  CIMG0001-1.jpg

ビートルズのメンバーの生家や歌に登場した場所を巡る、その名もマジカル・ミステリー・ツアー!

 1.ペニー・レーン:あまりに看板が盗まれるので、とうとうペンキで書かれたそうです。
 CIMG0014-1.jpg

 2.ストロベリー・フィールド:孤児院は未だにあります。再来年に閉鎖の予定。
 CIMG0015-1.jpg

 3.キャヴァーン・クラブ:ビートルズがランチ・タイムに演奏していたところで、毎日生演奏が楽しめます。
 CIMG0022-1.jpg

 4.キャヴァーン・パブ:もうひとつのキャヴァーン。前には、リヴァプール時代のジョンの姿が。
         一旦、閉鎖・改築されたときにでた廃材のレンガで外壁が作られています。
         そのレンガ全てにかつてキャヴァーンで演奏したミュージシャンの名が刻まれています。
 CIMG0037-1.jpg

 ほかにも、ジョージが最初に人前で演奏したパブ(5歳!)やサージェント・ペッパーも行ってきました。
 ガイドさんはローカル・アクターでビートルズのドキュメンタリー映画でジョンの親友役だったそう。
 いまだに、興奮気味です。また、ヨークに行ったら写真を撮ってアップします。

 あ、忘れずに本も読んでいますよ。

December 27, 2005

ノーリッジより5

  宣言したのに、クリスマス・イルミネーションを撮り忘れてしまいました!
  今日はボクシング・デーでございます。
  ここ数日、パーティーと称した飲み会ばかりだったので疲れています(笑)  

  昨日、うちのフラットで行ったクリスマス・パーティーのときのクリスマス・プディングの写真をどうぞ。

CIMG0007-1.jpg

  年末・年始はリバプールとヨークに旅に出ます。
  それでは、皆様、良いお年を。

December 15, 2005

ノーリッジより4.5

今里教授、ならびに皆様へ

  明日は最後のレポートの提出日!追い込み中です。
  終わったらロンドンへ行ってきます。  

  11月に出したレポートが帰ってきました(Is Democracy necessary for good governance?)。
  65点と中々の滑り出し(50点合格)。
  元々マークが厳しいと評判の上に、授業で良いペーパーが無かったと教授がこぼしていたので、一息。
  しかし、先生のコメントの字がすさまじくて解読しないといけません…

門田志乃様

  プレゼントを本日発送しました!1週間弱でつきますよ。
  一応、それぞれに宛名をつけておきました。
  色々なポストカードを入れておいたので早い者勝ちでとってください。
  
  クリスマスの写真はロンドンから帰ってからアップします!


  ↓最近お気に入りのポストカード
  postcard.jpg

December 09, 2005

ノーリッジより 4

 今回は短くまとめますね(笑)
 
 来週の始めに、皆様あてのクリスマス・プレゼントを発送したします!
 志乃ちゃんの下宿に送りつけるので、親切などなたか運ぶのを手伝ってくださいね。
 (そんなに重くはないけれど)


 中身は、M1&M2の皆様あてのお菓子、教育お茶会メンバーのための紅茶セットがメインです。
 ほかに、面白いもの(金色の包装紙)を入れておきます。こちらは、M1の男子用と女子用です。
 本当はもっと面白いものの予定だったけれど、税関で確実にはじかれるであろうブツだったのでやめておきます。
 あまり、期待しすぎないで下さいね。

 近況報告はextendに書いておきます。

 写真がないと、むなしいので随分前に行ったケンブリッジの写真でも。
St. Jone's College2-1.jpg
 ハリー・ポッターの飛行術の授業の撮影が行われたSt.Jone's Collegeの中庭です。

  ただ今、来週提出のレポート×3に追われています。
  
 ちなみに、タイトルは以下の通り
  1) How shold education respond to language differences? (3000 words)
  2) Discuss the appropriateness of the "Washington Consensus"on developing countries policy reform with reference to actual countries' experience. (2000 words)
  3) Explain how a gender analysis contributes to at least three concepts of poverty and well-being (2500 words)
 です。

 何が大変かというと、授業のためのリーディングと平行してしないといけないことですね。
  一応、3は昨日提出したので後2つです。今は2を書いています。
 1は10日ほど前にドラフトを書き終えて放置中。軽く4000wordsを超えているのでEditしないといけなくて泣きそうです。一番嫌いな作業…
 
 こちらのペーパーで気をつけないといけないのは、文法よりも盗作です。citation, referenceがきちんとできていないと、問答無用で落とされます!たとえ、以前に本を読んで「知っている」ことでもどっからか資料を引っ張ってこないと、盗作とみなされることが多々。一番気を使います。
 先生がチェックした後に、一部のペーパーはexternal examinerに送られて評価が正しいかなどのチェックが入るので、それはそれで先生も手を抜けなくて大変そうです。

 近所の家のクリスマス・デコレーションがすごいので、次回は写真尽くしで!

  皆さん、風邪には気をつけてね!!!

投稿者 : 11:23 PM | コメント (3)

November 11, 2005

ノーリッジより 3(?)

 今日の朝にようやく最後の中間レポートを提出しました。
 スタディー・トリップについての小レポート…
 しかし、侮ることなかれFreire, A.S. Neil, Illichの本を7冊を5日で読んで(流し読み)頭が爆発!

 前回に愚痴ったレポート&プレゼンも無事に終えて一段落です。
 評価の方法は細かく公開されているので、予想はつきます…
 ちなみに50点合格で、70点以上をとることができたら大分すごいそうです。

 そんな最中、先週の土曜日にパーティをうちのフラットでしました。
  
 パーティーの写真を色々UPLOADしておきました。
 他人の写真ばっかりで自分の写真は1枚だけ… 

kitchen-1.jpg

 うちのフラットのキッチン(すっかりリビング化している今日この頃)でパーティをしました。
 フラットといっても寮の一区画ですが(私の寮の建物は6つのフラットに分かれています)。
 4部屋しかないので、4人で1キッチンとほかの寮と比べると快適!
 (ほとんどの寮では1フラットにキッチン1つに12人!です。)

Party!-2-2.jpg
右の2人はフラットメイト (左からアツコ・ティトゥ・ケイコ)
アツコとケイコはGraduate Diploma + Englishの生徒。
英国の大学院には行きたいけれど、英語の成績が足りない!というときの第1歩です。
毎日毎日、朝も昼も英語の授業があって大変そうですが…
ティトゥはMA in Rural Developmentで、南アフリカ出身。
故郷に婚約者を残しているので心配!といっていました。

Party!-4-1.jpg
クサンシーピーver.魔女 (もう1人のフラットメイトでパーティーの企画者)
この前日に、第1次研究企画書がPC紛失事件で落ち込んでいたものの、なんとか復活。
結局、最初から書き直して本日、無事に提出していました。

Party!-6-1.jpg
真ん中はヴァシリス(MA in Social Science) 同じ寮の1階に在住。物静かな青年(同じ年)です。
椅子に座っているのはマリア(MA in Social Development) 元ソーシャル・ワーカー
違う寮に住んでいるけれど、仲の良いやっぱりギリシャ人。

Party!-16-1.jpg
右端のニコラスは19歳。兵役終了が9月だったばかりに大学出願が遅くって入れず…
今週の土曜に故郷キプロスに連れ戻されることになって傷心中です。
お母さんがロンドンまで迎えに来ているので逃げられない模様。来年帰って来い!

Party!-22-1.jpg
真ん中のヴァーシアはギリシャ美人さん (MA in World Art)
ハウス・シェアをしているので寮には住んでいませんが、毎晩うちのキッチンにいます(笑)

Party!-19-1.jpg
最後に、私とソクラテス ハロウィンを意識して黒とオレンジでまとめました。
スカーフみたいにしているのは、某女史からのお餞別!
(ちなみにF女史にもらった本は、占い好きなギリシャ人に大人気です。)

そういえば来年、クサンシーピーが私にギリシャ人の素敵男性を紹介してくれることになりました。
金髪碧眼でベビー・フェイスの27歳(フフ!)既に家持ち。 なんだか、くっつける気満々らしいです。
「この前に引き合わせた2人は、先月、婚約したの!」と言っていました。
まあ、来年のイースターあたりにどうなったのか報告いたします。

November 10, 2005

愚痴

せっかく色付きかけた銀杏の枝をせっせと切り落とす京都市道路行政の風情の無さはもはや犯罪級です。花が散ってゴミになるからと言って、春に桜の枝を切る人がいたら教えて貰いたいもの。そんなに落葉が嫌なら次からは松でも植えればよろしい。まったくもう。

October 31, 2005

シンポ「東アジアの鑑賞教育を考える」

岡崎の京都国立近代美術館にて開かれた日本美術教育学会のシンポジウム
「東アジアの鑑賞教育を考える」に行ってきました。
「東アジアとの比較の中で日本の鑑賞教育を考える」なかなか興味深くて示唆に富んだ内容でした。
例によってご報告です。今回は手短です。


前半の講演会は中国・武漢大学の陳望衡教授による近代中国美学の概説。
西周・中江兆民ら近代日本の学者たちが西洋美学をどのように摂取したのかを参照しつつ、王国維・魯迅ら近代中国の文人たちはどのように西洋美学を根づかせようとしたか、とか。
神林恒道『美学事始』(勁草書房,2002)に触発されて、その中国版の研究という位置付けでした。なかなか日本でも中国でも聞けない詳しく明快な解説で、近代美術屋さんのボク的にはめちゃ楽しかったです。

さて後半のシンポ。
「東アジアにおける鑑賞教育の現状調査ならびに比較研究」はH16-17年度の科研費研究。これは日中台韓の美術(科)教育の比較検討というのが大きな目標で、今回はその経過報告という名目でした。
発表者の萱のり子先生(大阪教育大学教授)は書道と美術の取扱いに関する比較、新関伸也先生(滋賀大学助教授)は4国の指導要領や教科書、カリキュラムの比較をそれぞれ報告されました。
萱先生は単一的な芸術概念であった東洋の「(詩)書画」が、西洋的な「音楽・美術・演劇・・・」という区分的な概念に移行した経緯を述べられ、明治期の学生発布以降の学校教育における「書」と「画」の変遷を概説してくださいました。
その上で書道においては「臨書」とい、「書くことを通して見る、見ることを通して書く」という表現と鑑賞の相互深化の場があるのに対し、美術ではそうした体験(「臨画」)が乏しいのではないかとの指摘でした。


つづく新関先生で興味深かったのは、
日本以外の中台韓いずれもが美術科というより「芸術科」であるという点。
その特徴をまとめると、

1.美術・音楽・書道・工芸・演劇・意匠などが一体化している
(教科書も一冊にまとめられていたりする)

2.いずれの分野でも表現と鑑賞が両立している。
「鑑賞」では批評や実生活への応用などの「内面化」も意識されている
(中国では「造形・表現」「設計・応用」「鑑賞・評論」「総合・探求」

3.各国の伝統文化や少数民族の文化、そして西洋美術など外国文化が織り交ぜられている(バランスは分からないけど)

4.小中高の連続性がつよく、発達段階に応じて重点が異なる(中国は一貫して「美術」)

5.生活や身体性に根差しており、総合学習の要素が含まれている
(韓国「楽しい生活」(小学校低学年)、台湾「芸術と人文」(3-9学年))

6.小学校から教科担任制がとられている

1.の一冊の教科書に美術制作から書道の綴り方から音楽の譜面までが入っているのには驚きました。これは萱先生も指摘された、東洋では本来そうであった統一的な「芸術」観に近いものであるとも考えられるようです。いずれの国にも歴史的な背景や教育方針の違いがあるでしょうが、この4国の中では日本だけが依然として芸術科目の細分化と非連続なカリキュラムを継続しているようです。


 で、今後の研究および美術科に対する見通し。授業時間の削減と脱ゆとり教育という、相容れない方向性が示されているような現状の教育改革の中では、おそらく芸術科・美術科・図工科はどんどん埋没していくだろう。最終的には高校のように芸術科として統合されるだろう、ということでした。ただ、それをネガティブにとらえるばかりでなく、中国・韓国のように音楽・工芸・書道などの要素とも共存した総合科目になるチャンスといえるかもしれないですね。 会場で大橋先生が仰っていた「国語は時間を増やしたいという。なら国語科書写1時間分を芸術科に移して、その分を芸術科に1時間分くれたらええやん。」というのもうなずけるものでした。

 たしかに美術科単独での存続は危ういかもしれません。およそ150年ぶりに、音楽や書道と一括りにされるかもしれません。ならばもしそうなった時のために、美術科は美術科として確固たるアイデンティティをもっておく必要があると思います。音楽さんや書道さんとも対等にわたりあっていけるように、表現も鑑賞も、きたえておくべきでしょうね。

ということでした。
文責:北村

日本美術教育学会→http://www.aesj.org/

投稿者 : 05:05 PM

シンポ「東アジアの鑑賞教育を考える」

岡崎の京都国立近代美術館にて開かれた日本美術教育学会のシンポジウム
「東アジアの鑑賞教育を考える」に行ってきました。
「東アジアとの比較の中で日本の鑑賞教育を考える」なかなか興味深くて示唆に富んだ内容でした。
例によってご報告です。今回は手短です。


前半の講演会は中国・武漢大学の陳望衡教授による近代中国美学の概説。
西周・中江兆民ら近代日本の学者たちが西洋美学をどのように摂取したのかを参照しつつ、王国維・魯迅ら近代中国の文人たちはどのように西洋美学を根づかせようとしたか、とか。
神林恒道『美学事始』(勁草書房,2002)に触発されて、その中国版の研究という位置付けでした。なかなか日本でも中国でも聞けない詳しく明快な解説で、近代美術屋さんのボク的にはめちゃ楽しかったです。

さて後半のシンポ。
「東アジアにおける鑑賞教育の現状調査ならびに比較研究」はH16-17年度の科研費研究。これは日中台韓の美術(科)教育の比較検討というのが大きな目標で、今回はその経過報告という名目でした。
発表者の萱のり子先生(大阪教育大学教授)は書道と美術の取扱いに関する比較、新関伸也先生(滋賀大学助教授)は4国の指導要領や教科書、カリキュラムの比較をそれぞれ報告されました。
萱先生は単一的な芸術概念であった東洋の「(詩)書画」が、西洋的な「音楽・美術・演劇・・・」という区分的な概念に移行した経緯を述べられ、明治期の学生発布以降の学校教育における「書」と「画」の変遷を概説してくださいました。
その上で書道においては「臨書」とい、「書くことを通して見る、見ることを通して書く」という表現と鑑賞の相互深化の場があるのに対し、美術ではそうした体験(「臨画」)が乏しいのではないかとの指摘でした。


つづく新関先生で興味深かったのは、
日本以外の中台韓いずれもが美術科というより「芸術科」であるという点。
その特徴をまとめると、

1.美術・音楽・書道・工芸・演劇・意匠などが一体化している
(教科書も一冊にまとめられていたりする)

2.いずれの分野でも表現と鑑賞が両立している。
「鑑賞」では批評や実生活への応用などの「内面化」も意識されている
(中国では「造形・表現」「設計・応用」「鑑賞・評論」「総合・探求」

3.各国の伝統文化や少数民族の文化、そして西洋美術など外国文化が織り交ぜられている(バランスは分からないけど)

4.小中高の連続性がつよく、発達段階に応じて重点が異なる(中国は一貫して「美術」)

5.生活や身体性に根差しており、総合学習の要素が含まれている
(韓国「楽しい生活」(小学校低学年)、台湾「芸術と人文」(3-9学年))

6.小学校から教科担任制がとられている

1.の一冊の教科書に美術制作から書道の綴り方から音楽の譜面までが入っているのには驚きました。これは萱先生も指摘された、東洋では本来そうであった統一的な「芸術」観に近いものであるとも考えられるようです。いずれの国にも歴史的な背景や教育方針の違いがあるでしょうが、この4国の中では日本だけが依然として芸術科目の細分化と非連続なカリキュラムを継続しているようです。


 で、今後の研究および美術科に対する見通し。授業時間の削減と脱ゆとり教育という、相容れない方向性が示されているような現状の教育改革の中では、おそらく芸術科・美術科・図工科はどんどん埋没していくだろう。最終的には高校のように芸術科として統合されるだろう、ということでした。ただ、それをネガティブにとらえるばかりでなく、中国・韓国のように音楽・工芸・書道などの要素とも共存した総合科目になるチャンスといえるかもしれないですね。 会場で大橋先生が仰っていた「国語は時間を増やしたいという。なら国語科書写1時間分を芸術科に移して、その分を芸術科に1時間分くれたらええやん。」というのもうなずけるものでした。

 たしかに美術科単独での存続は危ういかもしれません。およそ150年ぶりに、音楽や書道と一括りにされるかもしれません。ならばもしそうなった時のために、美術科は美術科として確固たるアイデンティティをもっておく必要があると思います。音楽さんや書道さんとも対等にわたりあっていけるように、表現も鑑賞も、きたえておくべきでしょうね。

ということでした。
文責:北村

日本美術教育学会→http://www.aesj.org/

投稿者 admin : 05:05 PM

October 25, 2005

ノーリッジより

 いつのまにやら、江湖亭にウッドデッキが!
 すごいですなぁ

 私も日本にいた頃に負けず劣らずフラット・メイトらと飲んでいますよ。


  Wiz Gr8 friends!.jpg


 ソクラテス(私の隣)の携帯で撮ったから画像が悪い…

  はてさて、M2のみなさんも論文に追われていると思いますが、私も追われています(涙)

  来週提出のレポートとプレゼンテーションで寝不足。
  ちなみにテーマは...
  Discuss: Is Democracy necessary for Good Governance (1500-2000)
The differing notions of power and empowerment embedded in development intervrntions
  です。

  それでも暇を見つけては遊んでいます。

  ちなみに、フラット・メイトはギリシャ人(Ph.D in Museology)と日本人(PG Diploma in World Art)の2人です。 ギリシャ人のクサンシーピーの研究テーマはキタフィのと似てるよ。

  来週末はうちのフラットでパーティーの予定。
  来月、写真のメンバーでコンサートに行かもしれません。(私以外ギリシャ人!)

投稿者 : 08:07 PM | コメント (5)

October 16, 2005

「みる・かんがえる・つたえる」とは

mav_logo_s.gif

京都大学総合博物館で今日行われた「視覚障害者とともに考えるサイエンスコミュニケーション」に参加してきました。その報告と感想です。
対話によって「伝える」そして「みる」ということの問題を考えるには絶好の企画でした。

※少々長くなっています。1の次に5を読まれてもだいたい分かると思います。そこから2や3に戻るとよいかもしれません。

企画次第は以下の通りです(引用一部改)

>*********************開催次第********************************
> □事業名:
> 「視覚障害者とともに考えるサイエンスコミュニケーション」
> □企画者:
> 塩瀬隆之(京都大学情報学研究科システム科学専攻 助手)
> □主 催:
>  京都大学21世紀COEプログラム「知識社会基盤構築のための情報学拠点形成」
> □協 力:
>  京都大学総合博物館(担当:大野教授)
> (http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/)
>  Museum Access View(ミュジアム アクセス ビュー)
> (http://www.nextftp.com/museum-access-view/)
>
> □目 的:
>  将来,博物館などで活躍する学芸員を目指す学生を対象に,
>  サイエンスコミュニケーションの本質,「分かりやすく伝えるとは何か」
>  を深く考える機会の提供
>
> □背 景:
> 視覚障害者と言葉で美術鑑賞するとりくみが注目を集めている.
>  作られた時代背景や作風などテキスト化された情報よりはむしろ,
>  感じたありのままを言葉で表現し,その表現されたイメージを題材に
>  コミュニケーションを深めていくことが期待される.ここにコミュニケーション
>  の本質が見出される.昨今,サイエンスコミュニケーションの重要性が
>  広く認識されてきているが,上意下達的に知識を伝達するスタイルが
>  払拭できずにいる.美術鑑賞とたとえば博物館鑑賞とでは,まったく
>  意味が異なるが,真のサイエンスコミュニケーションを模索する上で,
>  視覚障害者とともに「分かりやすく伝えるとは何か」を考えることは
>  非常に示唆に富むコミュニケーションの場と考える.
>
> □スケジュール:
> 学生向け講演+鑑賞会+ディブリーフィングの三本立て
>         ----------------------------------
>  10:30−10:45 開会,趣旨説明(主に学生向け)
>  10:45−11:15 講演1:情報学/塩瀬隆之
>  11:15−12:00 講演2:人文研/加藤和人先生
>        ----------------------------------
> 13:00−13:30 集合,趣旨説明,班分け
> 13:30−15:00 博物館鑑賞
>  15:30−16:30 茶話会(博物館の一室)+閉会
>         ----------------------------------
> □実 績:
>   1)視覚障害者の文化アクセスとソーシャル・インクルージョン促進事業
>   http://www.ableart.org/choju04/312forum.html
>   2)視覚に障害のある人との言葉による美術鑑賞ハンドブック
>   http://www.ableart.org/handbook/
>
> ********************************************************************


では、流れに沿ってお話しします。

1.講演1(塩瀬さん)

塩瀬さん(情報学)のお話は、「ロボットと美術鑑賞を楽しめるか?」という疑問が出発点。作品を一気に画像処理して記憶しちゃうし、作者とか制作年とかスパスパ読み込んでいくロボットと一緒に絵をみるとしたら、彼(ロボットくん、彼女?)は数秒で「鑑賞」を終えて次にいくだろう、と。でもこれは美術鑑賞とは言いがたい、何が足りないのか。
*
その足りないものとして「コミュニケーション」が想起されます。絵を前に言葉を交わしつつ鑑賞する。その中から新しい発見や解釈が生まれる。それが端的に効果を示すのが視覚障害者と美術をみる場合というわけです。絵を視覚的にみることができない人と絵を「みる」場合、言葉の重要度は圧倒的に大きくなります。すると、「絵をありのままに、客観的に伝えられるか」という問題が出てきます。
*
「客観的」とはどういうことか。言葉を尽くしても情報伝達を正確に行うのは難しい。(電話で名前を伝えるのも難儀ですしね。ぼくの場合さいごの「之」^^;)。塩瀬さんのお考えとしては「気負わずに、ありのままに」言葉にすることがベターとのこと。実際、視覚障害者の人たちも辞書的な説明よりそうした主観の交換を求めている部分が大きいようです。まさに対話の中から共通理解に達するというわけですね。
*
そこで美術鑑賞一般に立ち戻ってみると、果たして視覚情報をほぼ100%受け取れる私たちも作品をそれほど十分に「みて」いるかという疑問が出てきます。単に細部まで目を凝らして対象を全て把握するというわけでなく(それはロボットの画像処理)、ましてや作者や技法といった「絵の中にない」情報に左右されるでもなく、眼前の作品にどれほどの疑問や違和感や共感やなんやらを持ち、それを考えることができるか。さらにはそれを「話す」ことで自分から発することができるか。この点を「画家の表現の追体験」(今回は博物館だったので「科学者の発見の追体験」とも)と説明されたのは、内面化とその再表出という「鑑賞」の一つの目標として明快でした。
*
ここまで、対話型美術鑑賞の本分「みる・かんがえる・はなす」と問題意識からアプローチから目標まで完全一致でびっくりしました(パワポがすばらしかった。)
さいごに、今回は博物館ということで、一部に自然物が含まれいる点が100%人造物の美術館とは違うという点、それから科学的事実をコミュニケーションを通して理解していくという、サイエンスコミュニケーションの問題意識を説明されて、見事30分でした。

- - ?(* ..)_ _( ..*)? - -

2.講演2(加藤さん)

つづく加藤さん(生命文化学)のお話しは、科学的客観的事実をいかに伝えるかという問題でした。
序盤で紹介されたのはイギリスの例。19世紀の科学者ファラデーの「ローソクの科学」(よく知らないけど、たぶん市民向け講義)以来の伝統を持つイギリスでも科学技術の進歩と市民の理解に乖離が生じ、80年代にはThe Public Understanding of Science(P.U.S)という市民向けの啓蒙の必要が提唱されたそうな。ところが90年代にはBSE問題、遺伝子組換え、そしてクローン羊ドリーと、科学的合理性を主張しただけでは市民の理解を得られない倫理レベルの問題が相次ぎ、市民との「対話」が求められるようになります。今里先生の昨年の講義で取り上げられた科学的客観性と妥当性境界の問題と同じですね。
*
加藤さんはこうした「科学的事実をいかに市民に伝えるか、社会に存在させるか」をテーマに以前から取り組まれ、一方通行の宣伝ではなく「ダイレクトで双方のコミュニケーション」による科学的事実の伝達、Public Science Meeting with Exhibitionを提唱されています。具体的には02〜04年に遺伝子研究を紹介する「ゲノムひろば」などを紹介されました。またこれからの研究者にはいかに成果を伝えるか、こりゃinterpritationの能力ですね。まさに。

- - - ?(* ..)_ _( ..*)? - - -

3.昼食@セミナー室

昼食からは学生と視覚障害者の方とで班分けされて行動。北村は佐藤さんと視野障害のNさん(矯正視力は1.0以上あるけれど視野が極端に狭く、白杖が「あると便利」なくらいの障害とか)、そしてそのご友人と4人でグループに。「白杖もつと社会がみえますよ」と仰るNさんは「この方がサマになるから^-^」と白杖を持たれたとか。ポジティブで明るい素敵な方でした。その他に参加されていたのは全盲の方が多かったようです。
*
昼食後には京大博物館の名物教授(?)、大野照文先生の館のなりたち。「京大は108年。煩悩の年月の間に先生たちは標本を250万点も集めました」と。館長以下教員スタッフ10名を擁する反面、正規の学芸員はおられないとか。うーむ、やっぱお金の流れ方がヘンだ。 筆舌に尽くし難い超触覚体験ができる「ベルベット・ハンドイリュージョン」でセミナー室が「ゔあ゙ぁぁぁぁ〜」という声に包まれたところでいざ、展示室へ。

- - - - ?(* ..)__( ..*) ! - - - -

4.展示鑑賞

私たちの1班はまずは、1階エントランスで学生ボランティアが各研究分野を紹介する「子供向け」コーナーを占拠して、カメやトリやらの頭蓋骨標本と分類学のお話しに聞き入ってました。素朴な北村少年の「ヒトって1種類ですか?」との質問には「交配可能という意味では1種類、でも分類方法次第では判然としませんね」って。へぇ。亀の甲羅の裏側にくっついてる脊椎は見物でした。へぇへぇ。
*
さて展示室行かねば。ここからは本来「視覚障害者との展示鑑賞」の模様をお話しすべきですが、Nさんがなんせ視力1.2なのでうちのグループではあまり際立ったことは少なかったのは事実です。が、大野教授が特別ということでストロマトライト(大気中の酸素をつくってくれたありがたいバイ菌)の化石からゾウの歯の化石から重要文化財の石棺までペタペタ触らせてくれました。詳しくは後述しますが、このアクリルケースを取っ払って触らせてくれたというのは一つポイントです。また、教授のお話しが抜群におもしろかった。ここもポイントなので後述します。
*
皆さま、京大博物館にお越しの際は知り合いでなくとも「大野先生お時間ありますか?」と聞いてしましょうね。 例によってみんなでみれば楽しくて時間はすぐに経つ。あっという間に約2時間の鑑賞終了。

- - - - ! (* ..)__( ..*)? - - - -

5.まとめの会(小学校風?)

再びセミナー室。人数が多いので各テーブルごとにディスカッションし、報告。話題になったのは触覚と想像力でした。「触れるものをもっと。」いわゆるハンズオンですね。視覚障害のある人にとっては「触ってはじめてみえる」というのも事実。ただこの要望には、先述の通り大野先生がペタペタ触らせてくれたことが多少影響していたようです。塩瀬さんもコメントされたように「触っても全部は触りきれない」のもまた事実なわけです(ゾウの全体は触れないゾウ)。触覚や味覚はダイレクトに身体に響くので大きな手がかりですが、逆にそれだけでは伝達「量」に不足が出てしまう。やはり視覚を聴覚に置き換えて伝える必要性は大きいですね。
*
で、これについては美術家・光島貴之さんからこんなご意見。「たしかにゾウの全ては触れない。けれど一部に触れることで得た情報はそこから先への想像力をふくらませてくれる。」と。サモトラケノのニケ像は頭部がないから想像力をかきたてる、といったのは小林秀雄でしたっけ。なるほど「想像力を喚起するリアリティ」というのは、情報の良し悪しを判断するひとつの基準かもしれませんね。
*
また、大野教授や解説員のトークがおもしろかった、あるいは声がよかったという意見がありました。対話型鑑賞でもナビゲーター全員に共通するコミュニケーション・メソッドは重要ですが、やはり本番で鑑賞者の前に立つのは一個人なんですよね。そこでいかにそれぞれの素質、個性を活かしていくかは、やはり大きなテーマでしょう。大野教授のトークについてはボクなりにある程度分析できました。鑑賞者の日常に近づけるというアレです。カキ(牡蠣)の進化戦略でも「このカキは殻が多くて食べる方にはかなわんな。」石棺の変遷でも「陶製(須惠)の棺はわが社だけ。どや、ひとつ買っときませんか。」ね。
最後ははこだて未来大の伊藤精秀助教授のお話などでしめくくり。ありがとうございました、おつかれさまでした。

- - - - ! (* ..)( ..*) ! - - - -

6.思ったこと考えたこと

①コミュニケーションの目的はなんだろう?
対話型美術鑑賞でも「コミュニケーションによる」という点を重視しますが、なぜコミュケーション(対話)なのでしょう。例えば情報の共有あるいは共同理解が「目的」ならばコミュニケーションは「手段」になります。ならば情報共有では各個人のバックグラウンド(既知の知識とか、“community”)の格差も課題になってくるし、それにコミュニケーションは情報伝達経路に過ぎなくなる。うーん。
*
あるいはコミュニケーション自体が「目的」という言い方もできます。昨今は「コミュニケーション」と付ければ教育業界でも価値有り◎とされるきらいがありますが。それなら今度は目的を達成したときの「成果」は何でしょう。あるいは光島さんの言われた「想像力の喚起」かもしれません。あるいは、塩瀬さんの言う「関係づくり」、つまり伝える、教わるという人間関係を成り立たすための基盤整備なのかもしれません。このへんは、考えていかなきゃですね。

②想像力?
考えてみれば、しょせん客観的事実は「伝える」ことができても「伝わる」かは分かりませんし、伝わらなかった部分を補うのはその人の想像力です。それを促すための作業としてのコミュニケーションとはいえそうですね。しかし、私たちの鑑賞では、作者だの制作年だの「名画」「巨匠」だのによって「想像すること」を相当にジャマされていることは随分実感しています。それらを一時停止して想像力を使うことにどういう効果があるのでしょ。
*
トークの場合、おもしろいに留まらずそこから何か情報を得るまでには、やはりその前に関心や興味が高まっていることが大切でしょう。そうした「理解」に至る条件整備に「なんじゃこりゃ?」とか「もしや……かな?」と想像しておく、そうして「Wow , Huh…, Aha!!」だっけ。アメリアの情報提供の3パターンに合致するタイミングでinformationを提示することが効果的なのでしょうかね。このへんももうちょい詰めてみたいですね。

まぁ他にもメモには「間主観性」とかコミュニケーションの「物語性」とかありますけど、もういいや。おなかいっぱい。塩瀬さん、貴重な機会をありがとうございました。


- - - - ?(* ^ ^ )__(^ ^ *) ! - - - -
文責:北村英之
dbe0114@mail3.doshisha.ac.jp
- - - ♪(* ^ ^)__(^ ^ *)♪ - - -

投稿者 : 11:55 PM | コメント (3)

October 12, 2005

おひさしぶりです!

 みなさまお元気にしていらっしゃいますか?よねこでございます!

 私は、授業も2週目に突入し、毎授業のリーディングに追われております。
 (気分転換と称する時間が長いような気もしなくないけれども )

 本日は、ここの大学院はこんな感じっていうのをちょっくら報告します。(続く)
 


 登録している科目は各学期に3科目(私が所属しているところの上限です)
   秋は必修:Introduction to Education for Development
      選択:Gender Concept for Development
     Governance, Democracy and Development

  毎週の講義のリーディング・リストには平均10冊の本(もしくはジャーナル)があります、
  毎週じゃないけどSeminarというのがあってDebate, Presentation, Study tripが行われます。
  各授業の評価はSeminarと学期の最後に出すCourse workで決定。
  授業によってはMid termにもレポートがあります(私は2つ)。

  基本的にひたすら資料を読み続けるのですが、すでにアップアップ…
  私だけかと思いきや、ほかの生徒たちも"I'm stuck!!!"と叫んでいたのでよしとしてます。
  1週間で30冊も英語の資料を読めないって!

  システムに不満があるとしたら休憩時間がないことかしら。
  12時に終わって、次が12時からってどういうことさ。(しかも違う建物…)

  授業じゃないけど、Academic Writing (Post Advanced)とFrench (Improver)にもでています。
  同じ寮のギリシャ人たちからギリシャ語を習い始めてみました。

  こんなとこでしょうか。今度は、寮の話でものっけようかな?
  こっちはまだ昼間です。

 それでは、よねこでした。

投稿者 : 09:50 PM | コメント (3)

September 29, 2005

金閣小の美術館訪問

以前にもMLでおしらせしていた、市立金閣小学校4年生の図工科「みゅーじあむへゴーゴー」が27・28日に実施され、
学区内の府立堂本印象美術館での美術鑑賞授業が行われました。
われながらすばらしい成果が上がったと自負しております。
対話型鑑賞自体は大いに不完全燃焼だったのですが、
小学4年生の子どもたちにとってはこれまでにないほど「幸せ」な美術館とのファースト・コンタクトを演出できたと思います。
詳しくはゼミ発表等で報告します。

朝日新聞28日付朝刊・地方面(京都市内版)に写真入で掲載されています。
記事中の「大学院生ら」が北村を意味します(^^;
現時点ではオンラインでも掲載されています
http://mytown.asahi.com/kyoto/news01.asp?kiji=4963

投稿者 : 01:41 AM | コメント (0)

September 26, 2005

パルマ到着

今里先生のご友人、原さんのお宅にお邪魔すべく、パルマにやって来ました。
今はずうずうしくもADSLをお借りしてせっせと投稿しています。
予定していた人数が揃わないので、今夜はささやかにピッツェリアで夕食を、とのこと。
でも実は、昼にボローニャでトルテッローニを食べ過ぎてお腹が…

DSCF0007.jpg

↑原さんと同居人のホセくん。フランス系メキシコ人で5つ以上の言語を操ります。
 仕事は「ここにラガッツェを連れてくること」だと主張しています。 Bravissimo.

投稿者 : 03:09 AM | コメント (0)

September 19, 2005

イタリアだより ワイン

イタリア屈指の名ワイン? ブルネッロの産地モンタルチーノを再訪しました。
今回はきっちりエノテ・カフェでお三時を楽しみましたので、ご紹介します。
結果から言うと、美味しかったです。

DSCF0085sawai.jpg
↑モンタルチーノの中央広場、Piazza Sant'Agostino。別名P.zza Popolo(ポポロ広場)より
 ポポロの塔(どうせそんな名前です、彼らのネーミングセンスは超いい加減)を望む。


フィレンツェからモンタルチーノまではそれほど離れてはいないのですが、
なにぶんへんぴな片田舎なために、国鉄はもちろんのこと直通バスもありません。
故に訪問者は、シエナからの長距離バスに乗ることになります。
当日は日曜日だったため、シエナ中央バスターミナルからの発着はなく、
国鉄駅前から一日4便の運行。バスの中はガラガラ。
DSCF0001sawa.jpg


giro Italia?か何かという自転車レースが開催されていた様子で、付近は自転車だらけ。
ドイツ人の訪問客が多いらしく、「CAMERA」「ROOM」にあわせて「ZIMMER」という民宿案内がたくさん。
DSCF0009sawa.jpg


要塞の中もこのありさま、奥の壇上で司会者がせっせと進行を試みているのですが
皆様食べるのに必死で聞いてくれません。「Sentite?(みんな聞いてる?)」。
もちろん、誰も聞いていません。
DSCF0012sawa.jpg


噂のブルネロを飲むべく、ポポロ広場脇の(つまり街で一番ゴージャスそうな)Fiaschetteria、
うまく言えませんがワインカフェみたいなものに挑戦。冒頭の写真の右下に写っているお店。
DSCF0083sawa.jpg


果たして出てきたのはこちら。brunello di montalcino '99、お値段はグラスで7ユーロ。
樽だしらしく、どろりとした光沢と濁りのある赤ワインです。
最初はまるでトマトジュースの様な(本当)味なのですが、間もなく酸味が絶妙なバランスに。
美味しい! 
mon93.jpg


今回の小旅行の道連れ、Linguaviva学生の岳さんをモデルに一枚。
テーブルの上の料理は、ミックスサラダとトスカーナ風ブルスケッタ。
中央広場なのにリーズブルで美味しく、おまけに対応も親切だなんて。
Caffe Fischetteria Italiana、モンタルチーノ一押しのお店です。
DSCF0087sawa.jpg


楽しく飲み食いしていると、初めはガラガラだったオープンテラス(この天気では当たり前ですが)にも
続々人が増え、大賑わいに。左の女性はデンマークから一週間の日程の旅行中。
犬の名前はSerica。「傘を二本持ってきたんだけれど、犬の分を忘れてたのよ」。
DSCF0094sawa.jpg


そこへ登場したのが地元の可愛い小学生二人組。舌足らずな声で曰く、
DSCF0095sawai.jpg

「Signore, non vieni la nostra piccola bancarella?」
 (ねえ、私たちのちいさなお店を見に来ない?)

見ると柱廊の影でなにやら手作り小物を売っている模様。「もちろん。すぐ行く!」
しかし折からの通り雨に、彼女たちのピッコラなお店は閉店になってしまったのでした。残念。


そんなこんなで、楽しいトスカーナの片田舎の一日は過ぎていきました。
朝下宿を出たのが8時半、帰宅したのが午後10時半。かれこれ14時間の旅程です。
内、移動時間8時間。次回のイタリア訪問の際は、免許証を持ってくることにしましょう!
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↑モンタルチーノ発シエナ行きプルマン(長距離バス)

投稿者 : 04:54 PM | コメント (2)

September 16, 2005

イタリアだより

無事に携帯経由の投稿ができたようなので大喜びです。
ただし、喜びのあまりテレホーダイ(ご存じですか?)の時間を間違えて、
クレジットを使い切ってしまったのはいかにも手痛い失敗でした。

以下、写真付きの現地報告です。

フィレンツェで滞在している下宿はこんな感じです。
京都の下宿の2.5倍くらいの広さがあり、クーラーいらずの涼しさです。
おまけに友人が時々訪問してくれました。泥棒さんも訪問してくれました。
思い出いっぱいです。
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語学学校”linguaviva”の講義風景です。
右のモデルはエスパニョーラの気さくなシニョリーナ、ベゴーニャさんです。
職業は英語教師、趣味は読書、ウィークポイントは若く見られすぎることだそうです。
左の男性は講師のジャコモ、腹が立つほど美男子です。足も長い。ちっ
DSCF0070sawai.jpg

”linguaviva”はなかなか良く考えられた学校で、講義内容はもちろん
サポートや立地も良好です。施設はabbastanza bene(まあOK)といったところながら
庭には猫も完備しています。とても厚かましい猫で、名前はジーノ、年齢不詳オス。
DSCF0094sawai.jpg


ほぼ毎日、学校が主催する行事(参加自由)、近辺の散策からオペラ観賞まで幅広く楽しめます。
なお本日予定されていたオンブローザの森でのBBQは参加者僅少のため中止となりました。悲しい。
以下の画像はveronaのアレーナで行われたAidaを見に行った際のもの。
5等席は実に寒く、加えてお尻が痛かったです。ザブトン必携。
DSCF0066sawai.jpg


フィレンツェ市内の様子です。
この制服は軍警察であるところのカラビニエリの皆様で、
せっせと勤務に励んでおられます。ジェラートを食べたり。
贅沢はいいませんから、もうすこししっかりして貰いたいものです。
DSCF0015sawai.jpg


イタリア人たちにかかると、世界的観光地のシエナ・カンポ広場(広場広場という変な意味)もこの有様。
後ろに小さく見えるのがガイアの泉という古来の貴重な井戸のレプリカです。
DSCF0080sawai.jpg


観光客で溢れるトスカーナの主要都市を逃れて、ウンブリア州のアッシジに行ってみました。
のんびりしていて良い街です。ホテルは被昇天の祝日の前日でも飛び込みで取れました。
今回の旅で一押し。
DSCF0010sawai.jpg


トスカーナの小都市、というより村のたぐいであるモンタルチーノです。
ワイン・ブルネッロで有名になった、それ以外には何の取り柄もない田舎町。
この辺りの街の類に漏れず、小高い丘(colline)の上に築かれた古い城塞都市で、
街の一角の要塞(fortezza)からの眺めはまさに「トスカーナのど真ん中」。
DSCF0025sawai.jpg


街の売りはワインしかないので、町中にエノテカ(試し呑みできる酒屋)があります。
というよりそれ関係しかありません。基本的にはど田舎です。街の端から端まで徒歩10分。
写真のenoteca、Franciで噂のブルネッロを買いました。
「友達に紹介された」と言ったら4ユーロおまけしてくれたので宣伝。
DSCF0029sawai.jpg


イタリアの田舎町は猫まみれです。猫好きにはたまらないでしょう。
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おばさんが猫と一緒に通りを眺めていたので写真を撮らせてくださいと言ったところ
「ちょっと待って、もうちょっと待って、もうちょっと」と言いながら三匹猫を並べてくれました。
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という具合に、都会と田舎で、そして田舎どうしでも、まったく気配がことなっています。
もう少し会話がスムーズにできれば良いのですが、なにぶんリスニングの場数が足りず
ネイティブの速さについて行けません。あれでよく舌を噛まないものです。恐るべしイタリア人。

投稿者 : 03:57 PM | コメント (2)

June 14, 2005

マリポサ郡裁判所

6/2-12のアメリカ旅行はヨセミテ国立公園行き(15回目)が目的でしたが、旅の途上にMariposaという町があり、ここには19世紀に建てられたコートハウス(裁判所)がいまも現役で使われています。
以前にも一度立ち寄りましたが、今回はガイドツアーに参加してきましたのでそのご報告を。
ちなみに"Mariposa"はスペイン語で「蝶」の意味。カリフォルニアにはスペイン支配の名残でこうした地名がたくさん残っています。(ロスアンジェルスもサンフランシスコもスペイン語ですし、Santaなんたらという地名もみなそうですよね。)

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この建物は1854年に建てられました。東海岸には裁判所に古い建物が現役で使われている例はたくさんあるのでしょうがロッキー山脈より西では、ここが最古だそうです。
この地域では1848年に金が発見され、それを当てこんで翌年にやってきた大量の連中のことを"49ers"(フォーティ・ナイナーズ)と呼びます。(アメフトNFLのチーム名「サンフランシスコ49ers」はこれが源です。またこの街はカリフォルニア・ハイウエイ140号と49号の交差点に位置しますが、このハイウエイ「49号」という番号も"49ers"にちなんだものです。)
こうした"49ers"の連中のなかには「ならず者」もたくさんいるわけで、犯罪も増加します、また金鉱関係を中心に権利上のトラブルも増加していったことでしょう。そのために比較的早期にここで裁判所システムが確立していきます。
建物のてっぺんにある時計はいまも正確な時を刻んでいて、毎正時のベルも鳴ります。一日3回手巻きでゼンマイを巻いているそうです。

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メインの法廷です。すべて木製手作りの家具や内装で、しかもオリジナルのまま。
判事席に座っているのは今回同行した京都精華大の学生。リンカーンの肖像画を背にして背筋が伸びています。写真左手のほうが陪審員席で、ここには一般市民から選ばれた陪審員が座り、裁判での評決に参加します。


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ライブラリー・ルームです。美人のガイド(ボランティア)が案内してくれています。ここには法律関係の図書、判例集などがたくさん。


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ここで陪審員たちが議論をするわけです。

こうした田舎町の裁判所システムですが、地域の歴史的な背景と、陪審制度によって地域住民がこれに関与してきたというのは、私たち日本の仕組みとはまったく違う展開で、たいへん興味深いです。

http://www.mariposacourts.org/

投稿者 Nishimura : 08:43 AM | コメント (2)

April 12, 2005

社会起業家の時代

以前、西日本新聞『潮流を読む』に寄稿した「社会起業家の時代」という拙文をアップロードします。ご笑読いただければ幸いです。

去る一月十四日鹿児島市で「九州NPO事業推進交流会」が開催された。九州各地で公益事業を展開している主要なNPO(特定非営利活動法人)が集まり、市民公益活動の可能性や連携の意義について熱心に語り合った。
その中の一つ、シニアネット久留米は商店街の空き店舗を利用して高齢者向けパソコン教室を開業。“卒業生”はホームページ作成業を起こしたり、指導者として活躍している。つまり高齢者がパソコンを使いこなすことでいわゆるでデジタル・デバイドが克服されるだけでなく、新たな収入をもたらし、高齢者間のネットワークが広がっていくのだ。ちなみに代表の古賀直樹氏は米国シニアネットの理事にも選ばれている。宮崎文化本舗の活動もユニークだ。NPO映画館を経営しながら時にはこだわりの映画を上映したり、まちづくりに精を出している。
一般に「事業」を「利潤やコストを伴う物・サービスの生産や交換」と定義すると、NPO事業の特徴の第一は株式会社のように利潤を配当として分配せず、次の事業に回すことにある。従業員が報酬を受けることは何ら問題ない。第二は、福祉、環境、まちづくり等の公益を事業目的とすることだ。この公益目的のことをミッション(使命)と呼んだりする。つまりNPO事業とは行政でも企業でもない分野で財やサービスを生み出しながら公益を実現しようとする活動なのである。
わが国でもNPO法人の認証数の増加に伴い、そうした事業も拡大の一途を辿っている。「人助けをしたい、世の中をよくしたい」という市民の素朴な思いや営みが法人格を得ることによって、大きなお金や多くの人を動かせる〝事業〟へと発展することが可能となったのである。
また法人化は金融の途も開いた。先の交流会で九州労働金庫の後藤雅道氏は「NPO事業サポートローン」が新設されたことを誇らしげにアピールした。また「全国市民バンク」(東京都目黒区・片岡勝代表)は社会に役立つ事業を志す人々に信用組合と提携して開業・運転資金を貸し付けている。さらにNPO優遇税制は市民からNPOへの直接金融を可能にするものである。
しかし、NPOの事業が成功するのはそう簡単なことではない。事業費をもっぱら会費や行政等からの助成金・委託金などで賄うならまだしも、独自の事業で収入を上げるのは営利企業に勝るとも劣らぬ経営センスと技術が必要になるからである。その点参考になるのは欧米で「社会起業家」(ソーシャル・アントルプルナー)と呼ばれる人々である。昨夏、ベンガル地方からの移民が多く住むロンドンのスラム街を訪れた。そこでは彼ら社会起業家が組織したNPOが古い教会を再建し、敷地内に医療センター、生涯学習施設、公園、保育所等を運営していた。NPOが中心になって行政や企業から財源を調達し、地域を経営しているのである。収益源としてコミュニティ・レストランも併設されていた。未・低利用の資源を活用して地域福祉を実現していく彼らの手法はベンチャー企業そのものである。だからこそ、彼らの事業は「ソーシャル・ベンチャー」と呼ばれ、社会革新の原動力として高い評価を与えられているのである。英国では地域環境の保護や再生にも「グランドワーク」と呼ばれる社会起業家が数多く活躍している。
彼らの多くは高い専門能力を備えた各分野のプロでもある。行政や企業にいても相当な仕事ができる人々がNPOで公益活動に従事している。行政には縦割りの、企業には系列や業界の壁が厚く立ちはだかっている。しかし、NPOにそんな障壁は無縁であり、容易に連携してネットワークによるパワーを発揮する。ネットワークこそ社会起業家にとっての最大の武器である。いま日本にも社会起業家の時代が到来しつつある。

投稿者 Imasato : 09:04 AM | コメント (0)

February 16, 2005

京都パック♯04

不定期発行京都パックです。少し空いて4回目。
今回は鑑賞者の客層のおはなしです。
このメールはつなぐNPOのMLにて配信されています。

≪===京都パック2005.02.16号===≫

▼「共鳴 −どこ、から?」

さる2月11日に金沢21世紀美術館に行ってきました(日帰り強行)。
降雪あとの快晴で、白銀にガラス建築が映えていました。

祝日で来館者も大入り。
家族連れ、しかも3世代組が多いことには驚きました。
ボクとしてもあれほど子ども達の歓声が響く美術館は初めて。
シニア世代もキッズも偏りなく訪れる美術館、
それはひとつの理想型に近づいたものといえるでしょう。
(ただ、手すりの少ないのは気になりました。それほど単独来館を想定外としているのでしょうか)

でもあえて高望み。“共鳴”ってどこからくるのでしょう。


*
▽ それでも消えない“他人”のまなざし

作品の前で前後の観賞者に気を使う、というか、
お互いの視線や動きが気になってなるべく“他人”であろうとするってこと、ないですか?
展覧会に入ってから出るまでほぼ同じペースでずっと付きまとう“まなざし”。
いっそ声でも掛けたくなる他人同士の気まずさ。
現代美術の“対話力”はそれを解消してくれると思うのになぁ。

“共鳴”が人⇔作品だけでなく、人⇔人のものであってほしい。
それも家族とか、恋人とか既成の関係ではなく他人同士をつなぐようなもので。
金沢21世紀美術館は(従来意識さえされなかった)そうした新しい課題に
目を向けた点で大きいと思います。でも、
“出会い”を標榜するならもう一歩の試みと成果を見せてほしいなと、高望み。

ただ、そうした力を美術から引き出す魔法を持つのは子どもたちではないでしょうか。
アタマノカタイオトナに比べ彼らは何をしでかすか分からない。
紋切型なオトナのネライを軽々飛び越えていく子ども達に
何を提供し、どこまで自由にさせてやれるか(がまん比べ?)、
鑑賞教育とも違う「1歩前!」の姿を垣間見れるよう、
金沢21世紀美術館にはしっかり実験をしてほしいものです。

(説明を割愛しますが「もう一回券」で来館している子どもを見かけました。
学校単位での見学以降も個人的に複数回訪れている子も多いようですね)


*
▼ 永遠のF1層? −草間彌生展

金沢の翌日、今度は京都国立近代美術館の「草間彌生展 永遠の現在」へ。
土曜午後のこちらも大入り。ただ明らかに景色が違う。
来館者の大半はF1層(20〜30代女性)、たぶん7割以上でした。
家族連れなんてほとんどいない。

現代美術の圧倒的な“消費者”は確かにF1、M1層のいわゆる“アート系”。
特に京都は芸大も多く特殊地域ですが、にしても極端…。
それで図録も完売だし「マネジメントの成果」といえばそうだけど、
彼らの大半が社会に出ると一気にアート熱も冷める現実を思えば、
も少し世代や性別を超えた偏りない普及を目指すべきではないでしょうかねぇ。


*
だんだん文章が冗長になってきました。自戒します。
しかも展覧会タイトルもじったりしてゴメンなさい(_ _)゛
風邪に続いていよいよ花粉の季節です。みなさまご自愛ください。


北村英之
dbe0114@mail3.doshisha.ac.jp

投稿者 : 05:08 PM | コメント (0)

February 15, 2005

ゼミコンパ、お疲れ様でした

2004uchiage.jpg

昨日のゼミコンパ、お疲れ様でした。楽しかったですね。
参加募集から店選び、予約その他手配を一手に引き受けて下さった西村さん、鳴謝いたします。
時間の制約もあり、参加者のみなさんとじっくりお話しできなかったのが、残念です。
しかし、私も京都滞在の時間が増え、こうした機会も多くなっていくと思いますので、今後ともどうかよろしくお付き合い下さい。
取り急ぎ御礼まで。

今里 滋 敬白

投稿者 Imasato : 08:01 PM | コメント (4)

February 11, 2005

アメリカのNPO

本日、福岡市の国際会議場でNPOふくおか主催の「九州パートナーシップ・コンソーシアム」(私が提唱して、2002年より開催)で講演したアメリカの元シニア・ネットCEOアン・リクソン氏の話を聴いて、調査研究プロジェクトのA班報告にあったように、日本のNPOはまだGroupのところがほとんどで、Organizationの体をなしているところは少ないなという印象を持ちました。 強力な理事会があり、そこが有能でミッションに通じたCEOを雇ってばりばり仕事をやらせ、同時にそのパフォーマンスをしっかりと評価していくという仕組みが確立しているわけですね、アメリカでは。
それから、これは久保さんの修論テーマに関わると思うのですが、リクソン氏は、現在、企業とNPOの協働の手法として、Cause−Rrelated−Marketing(=CRM)が注目されていると指摘し、その例として、American Express社による「自由の女神」修復プロジェクトへの支援を挙げていました。

投稿者 Imasato : 09:10 PM | コメント (3)

January 17, 2005

Anyway

元総務庁事務次官で、現在は中央大学総合政策学部教授の増島俊之さんからいただいた年賀状に「Anyway」と題する詩が記してありました。NPOやボランティア活動でがんばる人々への応援歌のような印象を与えてくれる内容と思いましたので、ご紹介したいと思います。

【以下、年賀状の文章】
新年明けましておめでとうございます。昨年九月に南カリフォルニア大学のジェラルド・ケイデン教授を
訪ねました。その研究室の扉に一つの詩が掲げられていました。「それでも(Anyway)」と題するものです。

人々は、道理をわきまえないし、つじつまの合わないことを言うし、自分のことぱかり考える。それでも
人々を愛しなさい。
あなたが良いことをしても、人々はあなたのことを腹に一物あるからと言う。それでも良いことをしなさい。
あなたが出世すると、あなたには見せかけの友と本物の敵ができる。それでも出世しなさい。
あなたが今日する良いことは、明日には忘れられるだろう。それでも良いことをしなさい。
正直で率直だと、あなたはすぐに傷つくことになる。それでも正直で率直でありなさい。
人々は敗者をひいきにするが、勝利者に付き従う。それでも敗者のために戦いなさい。
あなたが歳月かけて築き上げたものも一晩で壊されることもある。それでも築き上げなさい。
人々が実際助けを必要としているのに、あなたが助けるとなると、あなたを非難することがある。それでも人々を助けなさい。
あなたが持っている最善のものをこの世に捧げると、ひどい目に遭うこともある。それでもあなたの最善のものをこの世に捧げなさい。
(ケント・キーツ作、増島俊之訳〕

投稿者 Imasato : 01:38 AM | コメント (4)

January 16, 2005

京都パック♯03

不定期発行京都パックです。なんと飽き性が3回目まで来た。
このメールはつなぐNPOのMLにて配信されています。

≪===京都パック2005.01.15号===≫


▽福のり子先生の講義に飛び入って来ました

1月8日に京都造形芸術大学で行われた福のり子京都造形芸大教授の
鑑賞教育演習に飛び入って来ました。+relaxの越野さんにご紹介を
いただいたのですが、おもしろかったぁ。
対話型の鑑賞法VTCを芸術表現・アートプロデュース学科(ASP)の学生さん
(ほとんどが1回生)が実践するというもの。VTCについては山本さんや
福岡校の中村さんはじめ皆さんのほうがお詳しいでしょうから解説は省略。
なんとも、つたなさの中にも(ごめんなさい)純粋さと懸命さがひしひしと
伝わってきました(ほんとに)。

福先生、ASPの皆さん、お疲れさまでした。
この場をお借りして再度お礼申し上げます。
京都造形芸術大学ASPはこちら→ http://www.asp-k.com/


*
▼そこで思ったこと。

「なぁなぁ、マチス行った?」

おそらく皆さんにはこの文意が通じるでしょう。
なぜ通じるのか。それは私たちが「展覧会に行く」タイプだからです。
VTCのデモで鑑賞者役となった人もそのタイプ。
「はい、まずはこの作品をしばらくご覧ください」と言われて
すんなり見向きするタイプなわけです。

世の中、私たちのほうが珍しい?

「はい、まずはこの作品をしばらくご覧ください」と言われても
見向きもしないタイプの人も少なくないでしょう。
子供たちはその典型。なにか"きっかけ"がないと興味を示すはずがない。
ボクは幸い、ちょっと変わったコだったおかげでそのきっかけを
自らつかむことができました。

でも世の中、私たちのほうが珍しい。

VTCが演出する対話空間はすばらしい。それに作品は観られてなんぼ。
美術は音楽のように勝手に耳に吹き込むことができません。
たくさん招き入れるか、あるいは、こちらから出て行くか。
その時、「私たち」自身が美術館ラブ共同体を解体することが
必要となるでしょう。

予定調和の鑑賞教育は平均点。
対話空間そのものをもゆるがすような芸術との付き合い方。
ぶっちゃけライバルは演劇。
年の初めの高い目標にはこのあたりを掲げてみては、いかがでしょう?


*
▽展覧会独占の年初め(!?)

2005年の展覧会初め、京都市美術館の所蔵品コレクション展「連続と反復」にて。
時は金曜正午前。同時開催で日展があり来館者は多い。
なのに。
周回型4フロアの全てで誰とも会わなかった!!
観賞者ボク1人、監視員3人( ̄▽ ̄;)
新年早々一抹の不安を感じた展覧会初めでした…。
とはいえ月末からはフィレンツェ展、混雑するんやろなー


本日はこんなところで。
駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

北村英之
dbe0114@mail3.doshisha.ac.jp

投稿者 : 04:39 AM | コメント (0)

January 08, 2005

「公私混同」の時代

九州大学時代に、西日本新聞に『潮流を読む』というコラムを書いていたことがありました。
昔のもので恐縮ですが、PCから引っ張り出してアップしてみます。ご笑読いただければ、幸いです。これは、私が地元の消防団員をしていた頃に書いたものです。

 これぞうららかな春の日という去る4月6日(土)の昼下がりこと。拙宅からほんの30㍍ほどの民家から出火し、たちまち燃え上がった。隣は私の行き付け酒屋だ。地元の東消防団筥松分団の不肖の団員である私も消防団の法被を羽織って現場に駆けつけた。すると、眼前にはもうもうと吹出す煙に燃え盛る炎。しかし、すでに放水は始まっていた。わが筥松分団の面々とポンプ車が現場にいち早く急行し最接近して炎と格闘していたからだ。だが、火勢は強まり、大事な酒屋に延焼しようとする。消防隊は裏手のJR鹿児島本線に回り、列車を止めて、必死に放水する。仕事を放り出して集まった筥松分団員たちは炎も煙もものかは最前線に立って、投石でガラスを割り、火の根元を止めようとする。やっと鎮火した。延焼も食い止めた。皆の顔に安堵と達成感の笑みが広がる。
 筥松分団の全員は消防組織法第15条の6にいう「非常勤の消防団員」である。つまり、彼らは本業を持ちながら地域の消防活動に参加するボランティアにほかならない。そのボランティアにすぎない彼らがプロの消防職員に伍してなぜ危険を冒し果敢に猛火に立ち向かうのか。真冬の深夜の消火活動はもっと厳しく辛いのに。報酬のためか、スリルを味わうためか。否。報酬などないに等しく、40代のオヤジにスリルは無縁だ。答えは「地域を守りたい、よくしたい、人の役に立ちたい」という純な心。もちろん、ふだんの彼らはそんなことは口の端にも出さない。酔いがかなり回ったとき、わずかの言葉と少し潤んだ目がそう語るだけだ。
 私たちの社会には他人の不快と不幸を歓ぶ人々と他人の快適と幸福を歓ぶ人々が存在する。暴走族は前者の代表だろう。一方、阪神大震災に馳せ参じた数多くのボランティアは後者の典型である。両者の正確な割合は分からない。だが、社会の成熟化・高齢化とともに後者の生き方を生きがいとする人々は確実に増えてきている。しかも、そうした人々の自発的活動は人権、地域づくり、福祉、医療、防災、環境保全、国際支援等々の従来行政の守備範囲と考えられていた領域にどんどん広がっている。公的機能が民間非営利活動によって補完され代替される「公私混同」時代の潮流が動き出したのだ。
 この潮流は「福祉国家と小さな政府」を共存させる可能性を宿している。福岡市東区箱崎商店街は再活性化を目指す『リフレッシュ計画書』の中で「やさしさを届ける商店街構想」を打ち出した。お年寄りや障害のある方々はちょっとした気候や体調の変化で買い物に来れなくなる。そこで、電話やファックスでの注文を受けて代わりに買い物をして自宅まで届け、安否や体調の確認と配慮までしようというのだ。商店街全体がボランティア化することで商業活動と福祉機能を結合しようとする注目すべき提案といえる。このように公共サービスの種類によっては、行政が一手に引き受けるよりも、民間の専門団体に任せた方がより経済的、生産的、人間的な場合も多い。アメリカでは非営利セクター(NPO)はGNPの7%、全雇用の11%の規模を持っているといわれる。逆にみれば、政府はそれだけ小さくて済んでいるのである。
 連帯と相互扶助を旨とするNPOの活動は、歴史的資産や環境の保全・向上、社会的弱者の保護やケアといった人間的で行き届いたサービスの提供に向いている。これは競争と利潤追求を旨とし職場中心社会を形成してきた日本的資本主義社会がもっとも不得手とするところであろう。行政資源が減少する21世紀の高齢・成熟社会では、NPOが社会的に重要な役割を果たさざるをえないのである。
 ところが、わが国の諸制度はNPOを支援し育成するにはおよそ不向きである。民法34条は「主務官庁ノ許可ヲ得テ」と法人化の判断を行政の裁量に委ねているし、現に役所の管轄を超えるような多目的型の法人はめったに許可されない。また、法人でないNPOに寄附をしても控除の対象とはならないし、NPOは収益事業を行うこともできない。つまり、嘆かわしいことに、地域住民の自主的・非営利的・公益的な活動が社会にもたらす有益なパワーとエネルギーを活用するようにはまったくなっていないし、官僚主導でそれが是正されることは決してないのである。
 今国会に与党三党と新進党は各々市民公益活動を促進する法案を議員立法として提案しようとしている。その成否は日本にNPOが根付くかどうかの鍵となるはずである。蛮触の争いに堕することなく、“立法府”としての威信をかけて是非とも成案に漕ぎ着けてほしいものである。
【了】

投稿者 Imasato : 11:41 AM | コメント (1)

December 29, 2004

京都パック♯02

不定期発行京都パックの2回目です。
このメールはつなぐNPOのMLにて配信されています。

「京都パック2004.12.29号」

▽京都観光文化検定に9千人余受験…

山本さんも話題にされた京都検定、ボクの周辺では夏頃には話題に上り、
参考書のミス多発ですでにブームは去ってしまいました。
さて、問題はといえば単なる歴史文化の問題。「観光」の要素がほとんどなし。
「観光」なら例えば「江戸時代を巡るコース」を実際に作るとか、
市内の効率的な移動方法とか、旅行実務的なとこも加えればよかったのになぁ。
個人的には翌週実施された沖縄検定を受けたかったですね。こちらはモノレールに
関する問題なんかもありなかなか工夫されていたようです。
商工会議所さん、も少しひねりをくわえましょう。


▼徒歩25分は近いんか?

すでにMLでもお知らせした大阪・中之島の国立国際美術館。
土地勘のない方には分かりにくいでしょうが、旧淀川に浮かぶ中之島は結構でかい。
たぶんパリのシテ島と似ています(行ったことないけど)、
そのうち市役所や中之島公会堂は東側半分に集中しており、美術館のできた西側は
中心スポットとはいいがたい。で、JR大阪駅からだと半分は地下街を通るんですが、
だんだん人通りが少なくなって、島にはいると歩道はすれ違う人もまばら。
途中に立ち寄るところもない25分というのは移動には厳しいような…。
展覧会そのものはわりと盛況でした。が、再開発なった西梅田などとリンクしていくように
工夫しないと人気も先細りしそうな不安を感じてしまう初国際美術館でした。


以上今日は2点。年末は美術館にもなかなか行けず、いろいろ見逃してしまうのがかなしいですね。
では皆様、よいお年をお迎え下さい、てか、ほんと来年はいい年になってもらいましょう。


北村英之

December 17, 2004

京都パック♯01

きたふぃ@初投稿です。
最近お邪魔している「つなぐNPO」http://www2a.biglobe.ne.jp/~yamaiku/ のMLに書いたものの転載です。
内容は最近の京都周辺の美術館情報、あくまで個人の発言、評価としてご覧下さい。
みなさまのご意見ご批判もおまちしています。

「京都パック04.12.17号」

◆先般開催されていた京都市美術館の「新説・京美人展」(9.11-11.7)で、
キャプションにフリガナがついていました(!?)。構成作品の多くが館所蔵品で、
キャプションも随分古くから使われていたのですが…ようやくというかなんというか、
とにかく第一歩ですかね。

◇全国各地を巡回したオノ・ヨーコ展、滋賀県立近代美術館で行ってきました。
参加できる作品が予想よりはるかに少なく残念。対話と参加を要求するものが
大半なのに…一年以上期待を膨らませてきた分、不満があとをひきそうです。

◆「関西文化の日」をご存知でしょうか?
河合文化庁長官が音頭をとる関西元気文化圏構想の一環で、11月3日の文化の日前後の週末に関西周辺の公私立の博物館・美術館などが常設展示を無料にするというものです。
http://www.kansai.gr.jp/kc/bunka
今年が2回目。それに対するツッコミです。

「ビラの前面に「0円均一」て…関西人はタダならなんでもええと思ってるんか!!」
「それに11月はどこでも企画展やっとるやろ! 常設だけタダにしても意味ないやんけ!!」
「だいいちそのビラが美術館とかにしか置いてないやん。いっつも来る人にしか
知らせんでどないすんねん!!」
「百歩譲って0円効果で新しいお客さん来はっても、リピーターになってもらうような
工夫しとるんか?」

…あくまで北村個人の感想です。実際に集客効果があったなら敬服します。
でも詰め腹を切って人を集めるより、お金を払ってでも行きたくなるような
魅力づくりを、してほしいなぁ。


◇12月4日に京都国立近代美術館で美術科教育学会の西地区研究会が開かれました。
「これからの鑑賞教育」をテーマに大原美術館の岡山万里さんや宇都宮美術館の
岡本学芸員も参加され、大変活発な議論が行われてました。
席上、鑑賞教育と評価/評定の話題もありました。子供たちの参加を"評価"はできても、
先生はさらに"評定"として明示せねばならない。
美術館の評価の客観性と通じる問題だろうと感じました。

◆http://www.dnp.co.jp/artscape/
に掲載されている「2004年を振り返る」の村田真氏と原久子氏の記事が
大変よいものと感じました。勝手ながらご紹介させていただきます。

投稿者 : 02:05 AM | コメント (4)